フルハーネスと胴ベルトの違い
2023/11/13
安全帯には、フルハーネスと胴ベルトがあります。
どちらも転落や転倒時に体の衝撃を抑える役割がありますが、仕組みや特徴が異なります。
ではフルハーネスと胴ベルトには、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
フルハーネスと胴ベルトの違いとは
フルハーネスの特徴
フルハーネスとは、胸部・肩部・腰部・太ももなどにベルトを装着して体全体を支える安全帯のことです。
胴ベルトは落下時に腰部に衝撃が集中しますが、フルハーネスは胸部や肩部などにも力がかかり体の負担を分散させられます。
また、落下後に安定した姿勢で吊られ体を包み込むように固定されます。
フルハーネスには多くの金具やループが付いており、工具や資材なども吊るせるのが特徴です。
胴ベルトの特徴
胴ベルトとは、腰部にベルトを装着して腰から下を支える安全帯のことです。
足場の低い作業や狭い場所で使用されます。
フルハーネスは重くてかさばるため作業効率や快適性に影響することがありますが、胴ベルトは軽量でコンパクトなため邪魔になりません。
着脱も簡単で、1つのバックルで済むためスムーズです。
また、フルハーネスは高価でメンテナンスも必要ですが、胴ベルトは比較的安価で手入れも簡単なため経済的です。
まとめ
フルハーネスと胴ベルトの違いは、ベルトを装着する部位や落下時の衝撃の強さなどにあります。
その他にもメンテナンス方法や価格などに違いがあるため、使用シーンや現場に応じて使い分けが必要です。
当社では十分な安全対策を行い施工いたしますので、高所での仮設工事や鉄骨組立工事も安心してお任せください。