仮ボルトの役割
2023/11/28
建設工事では、部品や資材を固定するときに本ボルトと仮ボルトを使用します。
仮ボルトとは、部品を組み付ける際に一時的に使用するボルトのことです。
では、具体的にどのような役割を担っているのでしょうか。
仮ボルトの役割とは
部品の位置決めをしやすくする
仮ボルトは部品に穴を開ける必要がなく簡単に取り付けたり外したりできるため、部品の位置決めをする時に使われます。
部品の位置を決めて仮ボルトで固定した後、本ボルトでしっかりと締め付けます。
部品のズレや変形を防ぐ
仮ボルトは、部品のずれや変形を防ぐ役割も果たします。
部品のズレや変形は、組み付けの精度が低下したり部品同士の隙間が生じたりする原因です。
機械の性能や安全性に影響する可能性があるため、仮ボルトで部品を支えてズレや変形を最小限に抑えます。
最終的なボルトの締め付け力を均一にする
仮ボルトは、最終的なボルトの締め付け力を均一にします。
ボルトの締め付け力が均一でないと、部品に応力が偏ったり緩んだりする恐れがあります。
これも、機械の性能や安全性に悪影響を及ぼす原因の1つです。
仮ボルトで部品を仮止めした後、本ボルトを交互に少しずつ締め付けることにより締め付け力を均一に分散させられます。
まとめ
仮ボルトは部品の位置決めをしやすくしたり、ズレや変形を防いだりする役割があります。
また最終的なボルトの締め付け力を均一にして、機械の性能や安全性を高めます。
当社は静岡県内をメインに仮設工事や鉄骨組立などを承っておりますので、高品質な施工をお求めの方はぜひご相談ください。